屋台ラーメンが好きな彼と

渡辺
「飯、食いに行くか」そんな一言で訪れた屋台ラーメン屋は、男女で訪れるにはあまりにも色気の無い場所だった。「ナベさん、そんなに此処がお気に入りなら好きな人と来たりしないんですか?」と問いかける〇〇に、ナベさんは目を丸くした後、口を大きくあけて豪快に笑うと「お前さん、一応探偵の端くれだろ?考えてみたらどうだ」と手に持った箸の先を〇〇に向けながら口角を上げた。
〇〇と別れた後「好きな女と来た筈なんだけどなぁ」と笑いを滲ませながらぼやいて欲しい。

桑名
屋台ラーメン初経験の〇〇。桑名がお勧めというラーメンを注文し、談笑をそこそこに出されたラーメンを見ると〇〇は下ろした髪の毛を結ってからいただきますと手を合わせて食べ始めた。そんな姿を見て桑名は若いのに動作も食べ方も綺麗だと感心したが、すぐに目を見開きーー目を輝かせる様子にふはっと息を漏らすように笑う。
「美味いって?はは、そりゃあ良かった。」
食べ終わったあとに「美味しかった…!ここ絶対にみんなに教えてあげよう」と感動冷めやらぬ様子の〇〇を見た桑名は、「おっと、ここは誰にも教えてない店でな。仲良し探偵組だけでなく他の人にも内緒にしてくれ。…此処を教えたのは君が初めてなんだぜ?」と好意も隠さずに笑ってほしい。