世話焼き彼女

珍しくボロボロになって帰ってきたわしは全治1ヶ月の診断を受けた。そのことを聞いたわしの幼馴染は初めこそ心配していたが、暫くするとやたらと張り切っているような素振りを見せた。別に怪我の程度も右腕が上がらないぐらいで、左手は使えるのに彼女といったら一人では食べられないでしょうとか言ってあーんしようとしてくるし、着替えまで手伝おうか!といってくる始末。
そして、そんな彼女に連れられてやってきたのは風呂場で、身ぐるみを剥がされパンツ一丁になったわしは風呂椅子に座らされている。正直わけがわからない。

「腕上がらないでしょ?髪洗ってあげるよ。」

いくら利き手では無いとはいえ、左手が使えるのだから髪ぐらい洗えるのだが、彼女はやっぱり張り切ったままで、こちらが何かを返答する前に始めまーすとかいってお湯を頭に被せてきた。
そうして頭を丁寧に洗われる中、まぁ、たまには悪くはないかもしれないと、楽しそうに世話を焼く彼女を見ながらふとそんなことを思ったのだった。