春日一番
「きゅ……っ九十八点?!オイオイ、こりゃあ大先生にでもなっちまうんじゃねえか。それこそ東大にも行けちまうんじゃねえか?!」
基本的にテストを出せばめちゃめちゃ誉めてくれるし、点数が高い時にはお世辞じゃなくて心底驚いた様子で本人よりも喜んでくれるし、浮かれてしまうのが春日一番。フン!フン!と鼻息荒く興奮気味に言うので、逆にサッちゃんあたりから「ちょっと一番、テンション上がりすぎだって」と止められている。
でも止められてもなお「すげえなぁ、おれは勉強が得意じゃなかったし、地頭も良くねえから、こういう点数に憧れちまうよ」とニコニコしながら言ってくれる。
そんな君のために頑張りたいって思うんだ。
難波
「九十八点……どこで落としたかは気になるが、それよりもまずは褒めねえとな。××、頑張ったじゃねえか」
一番ほど大きく喜ぶわけではないが、クシャッと白い歯を見せて笑って誉めてくれる難波。多分頭もワシワシと犬みたいに撫でてくれるし、マスターにも「マスター、コイツの点数聞いたか?九十八点だと」といって誇らしげに自慢している。多分、あとでコッソリとテスト用紙を貰ったりして、気が落ちた時とかに見て「アイツも頑張ってるんだから、おれも頑張らねえとな…」とモチベを上げたり、ホッコリしている。
将来、そのテストをみんなの前で出すか、うっかりみんなの前で落としちゃって「ぎゃ!なんでまだ持ってるの!」って真っ赤な顔で怒られてる。
趙
「へぇ……九十八点なんて、凄いじゃない」
答案用紙を見て、薄く笑みを浮かべて誉める趙。「××ちゃんテスト勉強頑張ってたもんねぇ」と労う言葉は穏やかで、点数というよりも点数をとるための努力を誉めてくれる。……し、何か誉めてあげたり、労ってやりたいと美味しい中華料理をふるまってくれる。趙さん、美味しいけど量が、量が多いです……!
荒川真澄
「そうか……そりゃあ何かお祝いでもしないとな。」
目尻に皺を作るように、目を細めて答案用紙をじっくりと眺める真澄。誉めの言葉は「頑張ったな」という言葉だけ。その一方で立ちあがり、帽子まで被って向かった先はそれなりに良い“彼の馴染な店”で「今日はお祝いだ、好きなものを食べなさい」そういって、毎回美味しいものをたらふく食べさせてくれる。
そのことについて若あたりは「飯をやればいいと思ってるんだろ」と言うし、実際どう誉めてやるべきか分からずに食事という選択肢に頼っている部分はあると思う。でも、一緒に食事をした時に向けられるあの眼差しは、紛れもない愛情に近いものだったと思う。