🚺が死んだらしい

阿久津
「………は?」
死体を見てタチの悪いドッキリをしてんじゃねーよ。と言いたかったけど🚺はそんなことをする奴じゃないから、やっぱり🚺はもう死んじまったんだと認めざるを得ない阿久津。やり場のない怒りを暴力に変換する事しかできずに「あああああああぁぁあぁあ!!!!!」と憤激しながらそこらに置いてある物を投げ飛ばし破壊。その後、犯人の元へ行き「テメーが🚺を殺したんだな」とリンチ&リンチ。
また、当然🚺の葬儀に出れるはずもなく、遠くから葬儀の様子を見ては奥歯をギリ、と軋むほど噛み締めて踵を返す。
遺族にコンタクト取れるわけもないから、阿久津に残された遺品は🚺から貰ったブレスレットとか小物ひとつだといいな。

黒岩
「黒岩さん、……🚺が死んだよ」
「……何?」
綾部の言葉に僅かに開かれた瞳。その瞬間、🚺と交わした会話や🚺の顔が頭を過ぎり、心の内側に小さな波が立つような、そんな感覚を覚えた。綾部が部屋から出るとぐしゃと手に持っていた書類を握り潰しながら「馬鹿が……。」と小さく呟く。
それから現場を訪れ遺体を見た黒岩は眉間に深い皺を刻むが、虚な瞳で涙流した様子に指先で目尻を拭うと、ぎゅっと拳を握りしめてそのまま力任せに壁を叩けば他刑事たちが「く、黒岩さん…?」と困惑を示したが黒岩の瞳には隠しきれない怒り宿っていた。
捜査会議後ひとり残った黒岩はホワイトボードに貼られた🚺の写真を無言で見つめていたらいいな。

桑名
「…すまない。……許しは請わないよ、🚺。」
遺体現場で冷たくなった手を取り両手で包み込むと額に寄せて小さく呟く。巻き込まれた形で殺された故に、許してくれなんて言えるはずもなく喪失感と罪悪感に苛まれる日々が続く。